ITエンジニアとは?SEとの違いや平均年収、求人情報も掲載! ~基本情報技術者試験などのIT系資格を活かして転職する~

IT系の資格・検定を活かす! ITエンジニア特集
(公開日:2020年9月14日 最終更新日:2020年12月28日11:00)
100種類以上あるともいわれるIT系の資格・検定※。

マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)はオフィスワーク全般、基本情報技術者試験やJava™プログラミング能力認定試験はITエンジニア…といったように、職種によって実務や転職に活かせる資格・検定は異なります。せっかく勉強して資格・検定を取得したなら上手に活かして働きたいものですが、どの仕事に何の資格・検定が役立つのか分かりにくいですよね。

そこで今回は、「ITエンジニア」の中でもソフトウェア系エンジニアに焦点を当てて、スキルアップに役立つ資格・検定やおススメの求人情報をご紹介します。IT系資格をどのように仕事に活かせば良いのか分からないという方だけでなく、既に資格を活用して働いている方にとっても、ITエンジニアの就職・転職環境を取り巻くトレンドやソフトウェア系エンジニアにおススメの資格・検定情報は必見です。その他にも、みなさんが気になる最新版の平均年収情報もお届けします! 

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簡単に言うと、「ITエンジニア」とはInformation Technology(情報技術)を扱う技術者たちの総称です。よく聞く「SE(システムエンジニア)」は、その中に分類される職業の1つ。

ITエンジニアはいくつかの系統に分かれており、特に求人数が多いのが「ソフトウェア系エンジニア」です。ソフトウェア系エンジニアとは、一般的に「プログラマー」と呼ばれているエンジニアのことで、「プログラミング言語※」を使ってプログラムやアプリケーションを作っています。今まではシステムを開発する前の要件定義から設計までを担当する「SE(システムエンジニア)」を目指すのがキャリアアップの定番でしたが、現在はプログラマーとして特化していく方も多いので、自分にあったキャリアプランを描いていきましょう。
※コンピュータに動作を命令するときに使用するコンピュータ専用の言語。JavaやPHP、JavaScriptなどの有名なものからマイナーなものまで合わせると全世界で数百種類あり、コンピュータの種類や制作するもの(アプリやゲームなど)よって使用する言語は異なります。

その他にも、サーバーの設置・配線など物理的にインフラ環境を作る「インフラ系エンジニア」やプログラマーが作ったシステムのテスト(検証)をする「テスター」、ネットワークのセキュリティ設定などを担当する「セキュリティ技術者」など、ITエンジニアと呼ばれる職業はたくさんあります。

これからのキャリアを想像しながら、求人情報をよく読んで応募しましょう。 
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ITエンジニアは比較的年収が高い、と言われていますが大体の金額はご存知でしょうか?

転職の際には「応募先の企業が提示している金額で働こう」とは考えずに、平均年収を知ってから自身の実力に見合った給与をもらえるよう交渉しましょう。しかし、例え企業と給与の交渉をしたくても、業界の平均年収を常に把握している方はほとんどいませんよね。

そこで、「資格de就職」編集部が厚生労働省の発表データを参考に、独自で計算した予想平均年収を大公開します! 
情報通信業
平均月収:37.5万円
平均賞与:夏季 67.9万円、冬季 66.0万円
予想平均年収:583.9万円
全体
平均月収:30.7万円
平均賞与:夏季 38.1万円、冬季 38.9万円
予想平均年収:442.4万円
※2019年度の平均年収
※予想平均年収計算式:平均月収×12カ月+夏季平均賞与+冬季平均賞与=予想平均年収
※厚生労働省が発表している2020年3月31日発表(同年9月18日追記)の「令和元年賃金構造基本統計調査結果の概況統計表付表2(産業・規模)」と「毎月勤労統計調査令和元年9月分結果速報等」、「毎月勤労統計調査令和2年2月分結果速報等」を参考に、ITエンジニアが所属する「情報通信業」の年収額を予想して算出
ご自身の年収と比べてみていかがでしたか?
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2021年のITエンジニア向け転職トレンドを、実際に転職の現場を見ている「資格de就職」が経済産業省の調査報告書などを参考に予想しました!転職したい方にとって役立つこと間違いなしです。

 1. ITエンジニアは売り手市場!?新型コロナウイルスの影響は?

2020年には新型コロナウイルスの感染拡大という不測の事態が起き、全国で緊急事態宣言が発出された時期には求人数もかなり減ってしまいました。IT業界以外にも社会全体がこの影響を受け、景気も悪化。ボーナスが減額したというだけでなく、希望退職者を募る企業や事業の撤退を余儀なくされる企業も相次ぎました。しかし、現在ではコロナ禍でも業績を伸ばしている企業も多く、巣ごもり需要により2021年は特にIT業界や物流業界などを中心とした業界で積極的な採用が見込まれるだろうと予想されています。

中でも、IT人材に関して経済産業省が2019年3月に発表した調査報告※によると、2030年には最大約79万人不足するという結果が出ていました。新型コロナウイルスが流行する前からIT系人材の不足は叫ばれていることに加えて、現在は感染拡大防止のために対面ではなくオンラインミーティングツールで営業活動を行ったり、オフィス自体をなくしリモートワークできるようにIT環境を整備する企業が増加したりと業務のIT化は新型コロナウイルス感染拡大前に予想されていた以上に進んでいます。発展するIT社会に伴いITの技術を活用したシステムの需要が高まっているので、今まで以上にIT人材の活躍する場所が増えているのです。
 ※-IT 人材需給に関する調査-調査報告書 

ITエンジニアはこれからも長期的に企業から求められ続ける職業だと言っても過言ではないでしょう。

 2. ポテンシャルでの採用から即戦力採用へ! ~今までの経験をアピールしよう~

新型コロナウイルスの影響でリモートワークに移行し、思うように人材を育成できなかったり、教育体制の変化が人材に与える影響を不安に思ったりしている企業も多いため、直近での転職を考えている方は「これから成長する可能性=ポテンシャル」よりも「現在どれほどの能力があるか=即戦力になるか」「自立して働けるか」が重視される傾向があります(ただし、新卒・第二新卒などの若手ITエンジニアの場合は「これから大きく成長する可能性」が魅力の1つであり、その限りではありませんのでご安心ください!)。

中堅・ベテランITエンジニアの転職活動では、今までの成果や実績など自身の実力と経験をしっかりアピールするようにしてくださいね。マネジメントや社内教育などに携わった経験があればそちらも併せて伝えてみると良いでしょう。 

 3. 新型コロナウイルスの影響で関心が高まる「リモートワーク」との相性もGOOD!

ソフトウェア系エンジニアの仕事の多くはパソコンとネット環境さえあれば行うことができるため、リモートワークとの相性がバツグンです。リモートワークが選択できる職場や、完全にリモートワークを推奨しオフィスに出社させない企業も増えつつあるので、求人情報を探す際は要チェックです。一定の就業期間を経ないとリモートワークを選択できるようにならない企業もあるので、リモートワークができるかどうかを重視する場合は面接などの際にしっかり確認しておきましょう!

ただし、リモートワークでは仕事に関する質問や相談ができる同僚や上司が近くにいないという難点もあるので、リモートワークで働きたいという方は「一定以上のプログラミング経験」だけでなく「チャットなどを利用してすぐに質問や相談ができるコミュニケーション能力」を身に付けておくと業務がスムーズになりますよ。  
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今回はITエンジニアの中でも特に求人情報が多いソフトウェア系エンジニアに焦点を当てて、ピッタリの資格・検定をご紹介。初めの一歩やレベルアップにおススメです。

 これからソフトウェア系エンジニアになりたい未経験の方におススメの資格・検定

「ソフトウェア系エンジニアを目指したいけれど、未経験からどうやって転職したら良いのか分からない」という方におススメの資格・検定をお伝えします。これを所持していれば、採用担当者にも「ITに関連する基本の勉強には取り組んでいる=熱意がある」と判断してもらえるはずです!
・基本情報技術者試験 
IT業界への入門として人気の国家試験で、これからIT技術を磨いていく場合に必要となる“ベンダーニュートラル※”な知識が身に付きます。
知っておくべき知識を体系的に習得できるため、どのような会社に転職するにしても持っていて損はありません。
中には「入社するまでに取っておいて欲しい」という企業もあるので、
これから取得する資格に迷っている未経験者の方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※特定の企業やメーカーの技術、製品に依存しないこと 
編集部PICKUP!
エンジニアとしてではなく、社会人の基礎スキルとして習得しておきたいのがExcelや表計算ソフトの使い方です。
仕事をする上で必要になる機会も多いので、苦手意識がある方やあまり使ったことがないという方はチャレンジしてみてください! 
資格例:
442
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
426
Excel®表計算処理技能認定試験 など

 プログラマー歴1~3年目の方におススメの資格・検定

新卒や第二新卒などソフトウェア系エンジニアとしてのプログラマー歴が1~3年目の若手ITエンジニアの転職活動は、経験年数が少ないために今までの成果をアピールして採用担当者に実力を伝えにくいというデメリットがありますよね。そんな方におススメの資格・検定をお伝えします!
・使用しているプログラミング言語の初級レベルの資格・検定
あまりプログラマー歴がない場合は、主に使用しているプログラミング言語にまつわる資格・検定の初級レベルを取得しておくと、採用担当者にご自身のレベルが伝わりやすくなります!若手社員を採用する際に、採用担当者は「この応募者はどのくらいの実力があり、入社後にどれくらいの教育が必要になるのか」と考えながら面接をします。基礎知識が身に付いているのか、それとも全く知識がないのかで採用のハードルは変わるので、取得して損はないでしょう。
資格例:
Java™プログラミング能力認定試験
Java™プログラミング能力認定試験 など
編集部PICKUP!
WEBデザインのスキルを磨くことができれば、見栄えを意識しながらプログラムできるので少し仕事に慣れてきたソフトウェア系エンジニアの方におススメです!若手社員のうちからデザイン性を意識する思考が身に付けば、ITエンジニアとして成長した際に、より重宝される存在となれるでしょう。
資格例:
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験 など

 ソフトウェア系エンジニアとしてスキルアップしたい方におススメの資格・検定

ソフトウェア系のITエンジニアとしてプログラミングスキルを積んでいても、「プログラマーとして成長したいけれど、言語のスキルを上げるだけで良いのか」と悩んでしまうこともありますよね。そんな方には、データベース系の資格・検定がおススメです!  
・データベース(DB)系の資格・検定
そもそもソフトウェアはデータベースを利用して動かしているのですが、実はデータベースについてまで学んでいるソフトウェア系エンジニアは多くないのです。
詳しい知識が身に付いていれば、他のプログラマーと一線を画すことができ、より良い転職につながるのではないでしょうか。
資格例:
443
オラクルマスター
402
データベーススペシャリスト試験 など

 マネジメントに挑戦したい方におススメの資格・検定

ITエンジニアとしての仕事に慣れてくると、これからのキャリアについて気になる方も多いのではないでしょうか。このままITエンジニアとしてプログラミングを極めていくのも選択肢の1つではありますが、プログラミングをするだけでなく、プロジェクトに関わるITエンジニアチームのマネジメントに挑戦して、管理者としてのスキルを上げていきたいという場合にピッタリの資格をご紹介します。
・プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、情報システムの開発プロジェクトの進行を監督するための能力を認定する国家試験です。
取得者はプロジェクトの管理・運営する能力を証明できるので、現職(前職)でもマネジメント業務を経験し、
転職先でもマネジメントを行いたいという方におススメです。
ただし、プロジェクトの行程を全て知っていないと管理者であるプロジェクトマネージャとしての役目を果たすことはできません。
若手のITエンジニアがこのポジションに就くのは大変難しいので、キャリアアップの目標として設定してみましょう!
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いかがでしたか?

ソフトウェア系エンジニアの中には採用された会社のエンジニアとして専門的にスキルを磨くことができる「自社エンジニア」や客先常駐といわれる採用された会社から派遣されて複数の会社で多様な仕事を経験できる「派遣エンジニア」などの働き方もあります。

多様な働き方やキャリアプランを選択しやすいのがITエンジニアとして働くメリットの1つでもあるので、転職を機にこれからの自分の働き方について考えてみてはいかがでしょうか。

「資格de就職」おススメの求人情報を見ながら、ご自身の希望するキャリアに合う企業を見つけてみてくださいね。 


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ぜひ自分に合う求人を探して就職・転職に役立ててくださいね!