職種によって好印象を与える志望動機の書き方が違うのをご存知でしょうか?
職種ごとに求める人材が異なるため、他の職種に向けて書いた志望動機を、そのままITエンジニアの志望動機に使うことはNGです。
志望動機は応募する職種に合わせて必ず書きましょう。
とはいっても、その職種に適した志望動機を考えるのは難しいですよね。
そこで、「資格de就職」編集部が職種の特徴や採用したくなる志望動機の書き方ポイント・例文を職種ごとに解説します!
今回は、SEやプログラマーなど「ITエンジニア」の中から、特にソフトウェア・ハードウェアエンジニアの志望動機を紹介します。
ITエンジニア経験者の方も、未経験者の方も、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機は職種ごとに必ず変えましょう。
『資格de就職AGENT』では志望動機の書き方についてもレクチャーを行っております。
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■志望動機を書くときのポイント
履歴書やエントリーシートの中で、採用担当者が注目しているのが「志望動機」になります。というのも、志望動機は応募者の今までの経歴や仕事に対する考え方、応募先の企業への熱意など、採用を判断する上で大切なことが書かれているので重視されやすいのです。
だからこそ、企業が求めている人物像を分析して志望している企業の職種に合う志望動機を書く必要があります。
今回は「ITエンジニア」向けに、企業が求める志望動機を解説します。
志望動機を考える上で必要な「企業調査」を知りたい方はこちら
■ITエンジニアをタイプ別にご紹介!
ITエンジニアは「IT技術者の総称を指す職業」で、IT業界の中でも複数の分野に分かれています。今回はIT業界を「ソフトウェア分野」「ハードウェア分野」「通信・インフラ分野」「インターネット・WEB分野」「ITサービス・コンサル分野」の5分野に分けたうち、「ソフトウェア分野」「ハードウェア分野」という2つの分野についてご紹介します。
ソフトウェア分野
ソフトウェアとは、主にコンピュータやスマートフォンなどが機能するために必要なプログラムのことを指します。形の無いプログラムの開発・研究を担うのがソフトウェア分野です。
▶ソフトウェアエンジニアの特徴・志望動機の例文
ハードウェア分野
ハードウェアとは、コンピュータやキーボード、マウスなど、形として実体のある機器のことで、ソフトウェアを入れる容器としての役割を果たします。ハードウェア分野では、ハードウェアの設計・開発が主な仕事です。▶ハードウェアエンジニアの特徴・志望動機の例文
通信・ITインフラエンジニア、インターネット・WEBエンジニア、ITサービス・コンサルエンジニアに転職希望の方はこちらをご覧ください!また、ITエンジニアについてもっと詳しく知りたいという方は、「初心者必見!ITの仕事とおススメの資格を現役エンジニア&人材のプロに聞きました。」も併せてチェックしてみてくださいね!
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■ソフトウェアエンジニアの特徴と志望動機の例文
SE(システムエンジニア)
POINT
● メインの仕事はシステムの“設計”!● プログラミングスキルをアピール
● お客様やメンバーとのコミュニケーションスキルが重要
仕事の特徴
SE(システムエンジニア)は、システムを作る際に発生するプログラミング(開発作業)以外の、お客様へのヒアリングや設計、システムのテストなどを全般的に担当します。就職先やプロジェクトによっては、実際にプログラミングを行うこともあるので、幅広い知識が必要になるでしょう。 年齢が高くても、経験さえあれば転職しやすい求人情報が比較的多いことも特徴の1つです。 また、システム開発のほとんどの作業に関わるため、お客様やプロジェクトのメンバーなどさまざまな立場の方と上手くコミュニケーションをとる能力もSE(システムエンジニア)として重要なスキルです。志望動機の例文【経験者の転職】
前職では、システムエンジニアとして金融のシステム開発に関わっていました。お客様の要望を丁寧にヒアリングし、メンバーとも円滑にコミュニケーションをとってプロジェクトをスムーズに進行したことや、プログラミングの技術を学ぶために独学で応用情報技術者試験に合格したことが評価され、昨年はMVPに選出していただきました。しかし、プロジェクトで出会った方が「住んでいた地域はあまり教育設備が整っていないため、都会の方と同じ教育を受けるのは難しかった」と話しているのを聞き、地域によって教育に差が生まれてしまうことに疑問を抱くようになりました。そこで、貴社の「テクノロジーで地域による教育格差をゼロに」という理念に共感し、転職を決意いたしました。異なる業界からの転職ではありますが、今まで培ってきたプログラミングの知識とコミュニケーション能力を武器に、即戦力として貴社のシステム開発に貢献したいと考えております。▶編集部コメント
SE(システムエンジニア)経験者の志望動機では、前職から学んだ経験をアピールすることが大切です。中でもミドル世代の場合は、今までの経験が採用の決め手となるので、実力が伝わるようにしっかり書いてください。
また、SE(システムエンジニア)は、IT技術を活用してお客様が抱えている課題を解決することが目的なので、コミュニケーション力をアピールするのがおススメ。その他にも、プログラミングも重要なスキルなので、プログラミングスキルを資格の取得などで伝えるのも良いでしょう。
プログラマー ★未経験者におススメ★
POINT
● プログラミング(開発作業)が仕事!● 新しいプログラミング言語などに対する学習意欲をアピール
● スケジュール管理能力も重要なスキル
仕事の特徴
プログラマーは、SE(システムエンジニア)が作った設計をもとに、JavaやPHP、JavaScriptなどといったプログラミング言語を使ってシステムをプログラミングする仕事です。開発するシステムによって適性があるプログラミング言語が異なるので、より効率的にプログラムするために習得した言語以外を学ぶことも必要になるでしょう。また、他のプログラマーと協力しながら納期内にプログラムして納品するので、スケジュール管理能力も重要です。
未経験者に向けたプログラミング研修がある企業もあり、未経験の方でもチャレンジしやすいかもしれません。
志望動機の例文【未経験者の転職】
IT業界でシステムの営業職を担当してきた経験を活かして、貴社でプログラマーとして勤めたいと考えております。前職では既に完成したシステムの営業を4年間担当していましたが、プログラミングの知識がないことが原因で、カスタマイズが可能か不可能かの判断ができないことを歯がゆく感じていました。知識を身に付けるためC言語プログラミング能力認定試験の勉強をしたところ、プログラミングに魅力を感じ、専門的に仕事にしたいと考え転職を決意しました。貴社を志望した理由としましては、同業他社と比較しても多種多様な業界のお客様とのお取引があり、より多くの知識を身に付けてお客様に還元することができると感じたためです。また、各自のプログラミングスキルに応じた研修制度が整っていることも、志望させていただいた理由の1つです。未経験ながら自ら学ぶ向上心と、営業職で身に付けた交渉力やスケジュール管理能力を貴社で活かしたいと考えております。
▶編集部コメント
プログラマー未経験者の志望動機では、意欲を主張することが大切です。今までの仕事でプログラミング言語を使っていないという方も、自身でプログラミング言語を学んで資格を取得した経験や、プログラミングしてシステムを作った経験があれば積極的にアピールしてみてください。
また、プログラムの納品が遅くなると、そのプロジェクト全体が遅れてしまうので、きちんとスケジュールを管理して対応できることを伝えるのも良いでしょう。
■ハードウェアエンジニアの特徴と志望動機の例文
サーバーエンジニア
POINT
● コンピュータに欠かせない“サーバー”の設計や運用・保守が仕事!● ネットワークの中枢として、セキュリティを担う責任があるポジション
● インフラ全般やソフトウェアの幅広い知識と経験が必須スキル
仕事の特徴
サーバーエンジニアは、コンピュータを使用するのに欠かせないサーバーの設計や運用・保守を行うエンジニアです。ネットワークエンジニアやセキュリティエンジニアを兼任する場合も多く、インフラ全般やソフトウェアの深い知識を求められるため、経験豊富なエンジニアが従事する場合がほとんどと言えます。また、ネットワークの根幹としてセキュリティなどを担う重要なポジションにもかかわらず、少ない人数で担当することも多いので、人一倍責任感を持って業務に取り組めるかも採用の重要なポイントになるのではないでしょうか。
志望動機の例文【経験者の転職】
貴社で働いている●●様のインタビューを雑誌で拝読し、その仕事に対するストイックな姿勢と考え方に感銘を受けました。「このような方が育つ仕組みを持った企業で成長したい」と思ったのが、今回の転職のきっかけです。前職では、不動産会社のサーバーエンジニアとして5年間従事しておりました。3名という少人数でしたが、綿密に打合せやシミュレーションを行い、今まで5時間かけていたメンテナンスを3時間で行えるように業務改善いたしました。1回のメンテナンスにかかる時間を削減した結果、定期メンテナンスの頻度も半年に1回から3カ月に1回に変更することができ、業務改善後の3年間で1件もサーバートラブルを起こさずに運用することができました。
少人数体制で培ってきた幅広い知識や責任感、業務改善の意識などを貴社で活かしたいと考えております。
少数精鋭であることが多いサーバーエンジニアの志望動機では、経験やスキルをアピールする必要があります。そのため、仕事に従事していた年数や仕事のスキルを具体的に説明できるようなエピソードを志望動機にしましょう。年数などで経験・知識を伝えられない場合は、LinuC(Linux技術者認定資格)といった資格の取得でアピールするのも有効です。
いかがでしたか?
志望動機は企業にエントリーしたときだけではなく、面接の場でも必ず聞かれる重要な質問です。ただ熱意だけを伝えても採用には繋がらないので、ITエンジニアの経験が無かったとしてもご自身の今までの経験・知識の中からに役立つ部分を見つけて、志望動機として表現できると良いですね。
ポイントを捉えた志望動機を準備して「入社したらどう役に立てるのか」「なぜそこで働きたいのか」を、バランス良くアピールしましょう!
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