テレワークやオンラインミーティングツールの活用など、コロナ禍でIT環境を整える企業が続出し、システムを提供するIT業界の需要や期待は高まっています。では、今後IT業界で活躍するために役立つのは、どのような資格・検定なのでしょうか?
アンケートの結果から「就職・転職に役立つ資格・検定TOP10 IT業界編」をご紹介します!
※2020年11月18日~12月23日までの期間、姉妹サイト「日本の資格・検定」ユーザー向けにアンケートを実施し、その回答を集計してランキング化しました。
※この記事の内容およびコメントは、アンケートキャンペーンにてご応募いただいたご回答を元にしています。このアンケートに回答し抽選で当選した方には、2021年3月中旬までに賞品をお送りする予定です。なお、コメントは一部修正している場合がございます。また、コメントの採用基準等についてのご質問にはお答えできませんので、何卒ご了承ください。
第2位には、NTTコミュニケーションズが運営するインターネット検定 ドットコムマスターがランクイン!
日常生活や仕事で必要なICT知識を学べるので、「インターネットを使うからには知っておきたい知識が身に付く」という声も多数ありました。
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50代 営業、事務、企画系インターネットの設定やサーバの構築などはこれから必須の知識となる。
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30代 営業、事務、企画系インターネットが当たり前に普及しているからこそ、一から学びたい。
ITパスポート試験(iパス)は大学や専門学校などでも推奨されている資格として多くの票を集めました。
ITを正しく理解し効果的に活用できる「IT力」が身に付くので、キャリアアップへの第一歩と考えている方もいるようです。
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20代 技術系(素材、食品、メディカル)ITに関する幅広い分野を広く浅く勉強することができ、他のIT資格の受験の第一歩につながると思うから。
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20代 その他学校で推奨していた資格だからです。パソコンを使った仕事であればこの資格を持っておくといいと思います。
ビジネスに欠かせない存在であるインターネットが保持する重要な情報を、サイバー攻撃などから守る知識が身に付く国家試験が、この情報セキュリティマネジメント試験です。第1位の基本情報技術者試験と同じく情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、毎年2万人以上が受験しています。
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20代 学生セキュリティが最近問題になっているため、需要がありそうだと思ったから。
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20代 技術系(素材、食品、メディカル)情報の安全を守るにはこのような資格が必要であると思いました。
パソコン整備士検定とは、ソフトウェアやハードウェアの知識とパソコンの整備・管理の技術を証明する検定です。新型コロナウイルスの感染拡大によりリモートワークが増加し、自身でテレワークの環境整備やPC機器のトラブルに対応する知識を持っていると役に立つのではないかという意見が寄せられました。
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30代 その他リモート化が進んでいく中で、突然のトラブルにも対応できるようになるのは大事だと思う。
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30代 営業、事務、企画系企業ではPCが無いところは無く、大企業ともなると数えきれないほど膨大にあります。ゆえにそのPCを整備する資格を持っている人材の需要は高いです。
ITコーディネータは経営者の立場で必要なIT技術を選定し、事業に役立つITへの投資の推進や支援を行う専門家です。日々発展するIT技術を事業に取り入れるための知識が身に付くので、取得者はさまざまな経営・ビジネスのシーンにおいて活躍できるでしょう。
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40代 その他経営の視点を持ち、ITに対しての気持ちを変えるため。
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40代 営業、事務、企画系IT化、DXなどをリードできる人材が必要となると感じるため。
情報処理推進機構(IPA)が主催する試験からまたまたランクイン!応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験より一歩進んだ知識・技能を有していることを証明する国家試験です。ITエンジニアとしてスキルアップし、より信頼を得るために取得する方が多いようです。
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40代 技術系(電気、電子、機械)高度IT人材となるために必要な知識・技術をもった者として信頼されると思ったため。
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30代 クリエイティブ系現在の仕事に活かすことができ、デジタルの内容がこれからの時代必須となると考えられるため。また弁理士試験の一部免除にも使える。
続いても情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験がランクインしました。ネットワークスペシャリスト試験は、情報システムの基盤であるネットワーク分野に関する専門家です。応用的な内容の試験のため、プロジェクトを主導するリーダーなどの立場の方におススメです。
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40代 教師、公務員などIT社会になってきているこの時代には、ハードだけでなくネットワークにも長けてないといけない。
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30代 サービス、販売系エンジニアとしての応用知識や技能を持っていることを証明できるから。
コンピュータサービス技能評価試験は、実際の作業を想定した実技課題と筆記試験でコンピュータの操作能力を評価する試験です。ワープロ部門・表計算部門・情報セキュリティ部門が用意されており、即戦力人材になるためのスキルが身に付くでしょう。
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40代 営業、事務、企画系ワープロ部門2級と表計算部門2級を取得し、転職の際に有利になったため。
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60代以上 専門職系(コンサルタント、金融、不動産)ITに関心のある方には、馴染みやすい資格。
第10位はシステム監査技術者試験でした。こちらも、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験の1つです。企業や団体から独立した立場で情報システムなどを総合的に点検・評価・検証し、適切な運用を評価することが目的。ITに関する専門的な知識を幅広く学べます。
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20代 学生内部統制のIT化にともない需要が増加すると考えられるから。
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40代 技術系(建築、土木)システムの専門家として高収入を目指せるから。
ピックアップ資格・検定
世界で100万人以上が取得する、ITスキルの基礎力を確かめる資格がCompTIA A+です。この資格では、ソフトウェアとハードウェアに加え、セキュリティやコミュニケーションなどの実務能力も問われます。国際規格に沿って行われるため、日本だけでなく世界中で通用する資格といえるでしょう。
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30代 教師、公務員など世界で通用するということと、さまざまなデバイスに共通して使える知識が身に付くのが魅力です。定期的に問題が見直されているようなので、合格した後にも継続して勉強したい試験だなと感じました。
ここ数年よく耳にするようになったIoT。IoTシステム技術検定試験は、家具などのモノをインターネットに接続し情報を活用する仕組みであるIoTのシステム企画、構築などについて習得できます。IoTの知識が必須の仕事が多くなる未来に向けて、今から勉強してみてはいかがでしょうか?
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30代 営業、事務、企画系IoTはまだまだ発展途上の技術であり、IT業界では将来性のある資格を取得しておいた方が後々必ず役立つ。IoTが国内に浸透していく流れはもはや止めることはできないので、早めに取得しておいて損はないだろう。
エージェントからのコメント お取引がある企業の求人情報を見ていると、「現在IT業界は全体的に年収が上っている」と感じます。コロナ禍の影響を受けDX※が加速しIT人材の需要が増したため、各社が「なるべく良い条件で経験者を採用しよう」と動いていることが要因の1つです。一方、教育に力を入れてモチベーションの高い未経験者の採用を強化しようとする動きも多く見られます。そのため、未経験者の方はITパスポートなどIT関連の資格を持っていると企業に意欲をアピールでき、採用されやすくなるでしょう。
また、福利厚生としての資格取得手当や昇給昇格の条件に資格取得を推奨している企業もあるため、ご自身の給与アップのためにも資格や検定の取得をおススメします!
※デジタルトランスフォーメーション。ITで人々の生活をより良い方向に変化させること。