健康保険の加入・見直しや非対面のネット銀行などを中心に、コロナ禍でも注目されていた金融業界。
今回はアンケートの結果を元に「就職・転職に役立つ資格・検定TOP10 金融業界編」をご紹介します。実際に役立つ資格・検定は、金融業界に興味がある方だけでなく、お金について詳しくなりたい方にも必見です!
※2020年11月18日~12月23日までの期間、姉妹サイト「日本の資格・検定」ユーザー向けにアンケートを実施し、その回答を集計してランキング化しました。
※この記事の内容およびコメントは、アンケートキャンペーンにてご応募いただいたご回答を元にしています。このアンケートに回答し抽選で当選した方には、2021年3月中旬までに賞品をお送りする予定です。なお、コメントは一部修正している場合がございます。また、コメントの採用基準等についてのご質問にはお答えできませんので、何卒ご了承ください。
堂々の第1位は、知名度バツグンのファイナンシャル・プランナー!
お金のプロフェッショナルとして知られるこの資格は、就職・転職に有利なだけでなく、仕事でもお客様から信頼され良いこと尽くしかも。
-
30代 サービス、販売系まさにお金のプロという資格で、この資格があれば頼りになるというイメージがあるから。
-
50代 サービス、販売系保険関係の仕事に就くには必須かと思います。
年間約40万人以上が受験し、知名度も高い日商簿記検定。経理関連書類の処理だけでなく、企業の経営状態の把握や分析する技術が身に付きます。「ビジネスで必要なお金の基礎知識がまとまっている」との意見もありました。
-
30代 技術系(素材、食品、メディカル)金融に関する基礎がまとまっており、この検定を受けていることで共通認識が得られるから。
-
30代 営業、事務、企画系金融業界で働く方はこの資格を必ず持っている印象があるから。
銀行業務検定試験は、法務や財務、税務、年金などに関する知識を確認し、向上させるための検定試験です。金融機関に従事している職員を想定して作られているので、かなり実務的な知識が問われます。誰でも受験が可能なので、金融業界への就職・転職を目指している方にもおススメです。
-
60代以上 その他あらかじめこの検定を持っていれば、銀行業界での就職は大変有利になると思います。
-
20代 サービス、販売系ひとくくりに銀行業務検定と言っても法務・財務・税務・年金・コンプライアンスなどなど、その裾野は多く、同じく裾野が広い金融業界の知識をカバーできるから。
「老後2000万円問題」が話題になったことで、お金への関心が増え、投資をする人の数は年々増加しています。そこで活躍するのが証券アナリスト。証券アナリストは株式や債券の市場動向の分析、評価を行う能力を認定する資格で、その知識は金融業界で働く際にも、自身が投資を行う際にも役立つでしょう。
-
30代 技術系(ソフトウェア、ネットワーク)今の時代、投資も重要視されています。投資の知識があれば、それを人に教えることも、自分で役立てることも可能です。
-
30代 その他銀行では証券取引もしており、知識がある人の存在が判断材料になる。
第7位は、「取って良かった」という取得者からの意見が多く見られた簿記能力検定でした。簿記の技術や知識を評価する検定なので、金融業界で働く方だけでなく、その他の業界で経理事務職として働いている方にもおススメです。
-
20代 その他自身も所持しており、取って良かったと思う資格の1つだから。
-
50代 営業、事務、企画系ベーシックだが、あると理解の度合いが変わるため。
金融業務能力検定は、若手から中堅まで幅広く必要になる業務知識・実務への対応力を測ります。テストセンターでパソコンを使用して受験するCBT方式やインターネット環境があればどこでも受験可能なIBT方式の活用で、ほとんど通年で受験が可能な点が嬉しいですね。
-
50代 教師、公務員など銀行業での専門知識として必要な資格と考えるため。
-
30代 営業、事務、企画系これに合格しないと昇格できない企業があるともいわれているから。
外務員登録資格試験※は、外務員としての知識を問う試験です。この資格は金(きん)などの先物取引(将来受け渡すことを前提に価格と数量を決める取引)に必要なため、多くの金融系企業で取得を推奨されており、需要も高いようです。
※一般の方は受験できません
-
20代 営業、事務、企画系企業によっては入社すると取得が推奨されているためです。金融業界で働くには必要だと思います。
-
20代 学生金融系の会社に就職すると取らなくてはいけないと聞いたことがある。
年金教育の専門家として、企業年金を中心とした年金制度全般にわたる正しい知識を持つのが、DCプランナーです。日本商工会議所と一般社団法人金融財政事情研究会が共同で実施しています。受験すると企業年金(DC)だけでなく、退職給付制度・投資・ライフプランなどの知識も身に付くので、人生100年時代を生きる私たちにとって重要な資産運用のスペシャリストとして活躍できるでしょう。
-
50代 営業、事務、企画系確定拠出年金の取り扱いが増えると考えられるから。
-
40代 営業、事務、企画系個人型確定拠出年金(iDeCo)など将来にわたる資産運用に対しての知識が必要だと思う。
ピックアップ資格・検定
会計の知識と理解力を測る検定で、取得すれば世界100以上の国でも適用される国際資格です。現在、国際会計基準を取り入れているのは大企業がほとんどですが、さまざまな企業がその知識を求める日も近いかもしれませんね。
-
40代 その他大企業での適用が進んでいるとのニュースを聞き、知っている分だけ役に立ちそうとの思いから。
エージェントからのコメント 金融業界は専門性が高いため、業界未経験の方の採用は多くありません。ITエンジニアや新規事業開発など、未経験者の採用を積極的に行っている職種もありますが、例えば金融業界の事務職は専門性が求められる作業が多いため、業界未経験の方には狭き門です。
しかし、もし未経験だったとしても、業界に関係する資格を取得していれば採用で優遇されやすく、お取引している企業の中には「簿記などの金融系資格を持っていれば未経験の方も歓迎」という企業もあります。業界未経験から金融業界への転職には、日商簿記検定2級やファイナンシャル・プランナーなどの資格取得がマストといえるでしょう。