テレワークの推進やおうち時間が増えた影響で、2020年は「住まい」が人々の関心を集めました。
就職・転職先としても、衣食住の基盤となる不動産業界は人気。就職するにもライバルが多い業界だからこそ、仕事に役立つ資格・検定を取得して一歩リードしたいですよね。
そこで、今回は不動産業界で役に立つ資格・検定を調査!「就職・転職に役立つ資格・検定TOP10 不動産業界編」としてご紹介します。
※2020年11月18日~12月23日までの期間、姉妹サイト「日本の資格・検定」ユーザー向けにアンケートを実施し、その回答を集計してランキング化しました。
※この記事の内容およびコメントは、アンケートキャンペーンにてご応募いただいたご回答を元にしています。このアンケートに回答し抽選で当選した方には、2021年3月中旬までに賞品をお送りする予定です。なお、コメントは一部修正している場合がございます。また、コメントの採用基準等についてのご質問にはお答えできませんので、何卒ご了承ください。
「就職・転職に役立つ資格・検定 不動産業界編」の栄えある第1位は宅地建物取引士(宅建士)でした!
法律で事業所ごとに設置義務が課せられている点や、知名度の高さが評価のポイント。「持っていると安心して部屋を借りられる」との声もありました。
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40代 営業、事務、企画系これがなければ売買契約・賃貸借契約の際に必須の「重要事項説明」ができないので、不動産業界の運転免許のようなものだと思います。
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20代 学生取得は難しいと思うが、それだけ評価される資格で周知されているものだから。
不動産に関する法律・経済・会計などの専門知識を身に付けたプロフェッショナルとして人気の不動産鑑定士。不動産にまつわる深く広い知識が必要な国家資格であることから、「不動産系資格の最高峰」と呼ばれることも。独立開業も可能なので幅広く活躍できるのが魅力です。
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20代 その他不動産の適正な価格を鑑定するプロフェッショナルであり、国家資格だから。
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20代 学生今後、少子高齢化で多くの土地が売りに出されるときにニーズが更に高まると思うから。
住民が住みやすい環境を整えるためにマンションを管理する組合のサポートを行う国家資格が、マンション管理士です。サポート内容は、修繕の検討や住民トラブルへのアドバイスなどさまざま。リモートワークの推進により郊外のマンションの需要が高まっていることもあり、マンション管理士のニーズは各地で増えていくでしょう。
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30代 技術系(素材、食品、メディカル)国家資格であり、マンションに関して法律をもとにコンサル業務ができるので、ニーズが高いと思うから。
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20代 サービス、販売系マンションに住む方が増加し、マンション内でのトラブルも増えているので、今後役に立っていく資格になりそう。
国家資格の管理業務主任者が第6位にランクイン。マンション管理士が住民の手助けをするのに対し、管理業務主任者はマンションの管理組合が円滑に業務を行うためのサポートを行っています。マンション管理会社には、この資格の保持者を設置する義務があるのも、就職・転職に役立つ理由の1つです。
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30代 専門職系(コンサルタント、金融、不動産)マンション管理業界だと設置義務があるので雇ってもらいやすく、取っていて良かった。
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30代 その他サブリース※の賃貸が増えてるから。
※編集部注:不動産会社が貸主から賃貸物件を一括で借り上げ、入居者に転貸することで家賃を保証する制度のこと
不動産実務検定は、不動産の運用にまつわる実践的な知識が身に付く検定で、不動産投資や土地活用などの不動産業界で働く際に知っておきたい知識を学ぶことができます。不動産を経営したいという方にもおススメです。
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40代 専門職系(コンサルタント、金融、不動産)不動産投資と不動産の管理実務の両方に関する知識を体系的に習得することができると思うため。
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20代 営業、事務、企画系不動産業の基本的な実務内容を勉強できるから。
不動産という大きな買い物をするお客様にとって安心できる担当者であるために、その知識レベルを可視化することを目的として実施されているのが、不動産流通実務検定です。不動産取引の実務知識・実戦応用力などを測ることができます。
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30代 その他この資格があればお客様も安心できると思うから。
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30代 営業、事務、企画系不動産取引を安心して行うために必要な実務知識や応用力が身に付くから。
「お客様から信頼される」「持っていると心強い」と、実際に不動産業界で働いている方やお客様の双方から支持されたのが住宅ローンアドバイザーです。的確なアドバイスや情報提供を行う住宅ローンの専門家として、活躍が期待されています。
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40代 営業、事務、企画系これからの時代、アドバイスしてくれる人がいたら心強いので。
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20代 営業、事務、企画系ローンを組むにあたり最適な提案ができる。また、持っているとお客様受けがよい。
築30年以上のマンションが約200万戸以上ある現在※、リフォームなどで老朽化に対応する必要があり、その企画・提案を行う専門家がマンションリフォームマネジャーです。老朽化に対応するだけでなく、コロナ禍で住環境をより良くしたいと考える方からもリフォームの需要が高まっているので、これから活躍の場が広がっていくかもしれません。
※国土交通省マンションに関する統計・データ等より
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30代 教師、公務員などマンションがたくさん増えているので老朽化に備えたリフォームの提案が今後さらに必要となると思います。
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50代 営業、事務、企画系コロナを機に家のリフォームなどが活発になっており、今後さらに自分の住まいをよくしたいと思う人が増えると思われるため。
ピックアップ資格・検定
賃貸不動産経営管理士は賃貸不動産の管理・維持に必要な知識、実務能力、倫理観を備えた専門家です。2021年6月の「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」施行に伴い、国家資格化が予定されている、まさに今注目の資格。取得すれば一目置かれるかも!?
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40代 専門職系(コンサルタント、金融、不動産)人口減少や超高齢社会では、賃貸物件の管理がより重要になってきているので、宅建士の前に取得しておくべきと考えた。
エージェントからのコメント 不動産業界の企業では、基本的に入社前・入社後に宅地建物取引士(宅建士)などの資格取得を教育プログラムに組み込む傾向があります。不動産業界には資格取得手当がある企業も多く、ご自身のキャリアアップだけでなく、資格取得への頑張りを直接給与に反映できるのが嬉しいですね。
また、不動産業界は例え業界未経験であっても不動産系の資格を取得していると転職に有利に働くことがあります。中でも宅建士は、不動産の仲介・売買や投資・賃貸などさまざまな企業で募集していることが多いので、取得しておけば転職しやすくなるのではないでしょうか。